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パズル Ⅱ
第2章 美桜
うー、と恨みがましく俺を睨み付けて、
「もういい! 晃兄なんか、知らない!」
捨て台詞を吐いて、美桜は部屋を出て行った。
バタバタという足音に、
「あら、美桜ちゃん、もう帰るの〜?」
というきよちゃんの声が重なる。
どうしたらいいかわからず、俺は部屋を出た。
階段を降りてダイニングに行くと、もう夕食が出来てて。メニューはサラダと豚カツ。めっちゃイイ匂い。
「美桜ちゃんも食べるかと思っていつもより多めにしたのに…急に帰っちゃったけど、喧嘩でもした?」
「いや、別にそんなんじゃないけど。アイツ寝てたし。起きたら急に機嫌損ねて帰っちゃったんだよ」
きよちゃんはニヤ、と笑う。
「さては晃一くん、クッキー、バカにしたんじゃないの?」
「クッキー?何のこと?」
「もういい! 晃兄なんか、知らない!」
捨て台詞を吐いて、美桜は部屋を出て行った。
バタバタという足音に、
「あら、美桜ちゃん、もう帰るの〜?」
というきよちゃんの声が重なる。
どうしたらいいかわからず、俺は部屋を出た。
階段を降りてダイニングに行くと、もう夕食が出来てて。メニューはサラダと豚カツ。めっちゃイイ匂い。
「美桜ちゃんも食べるかと思っていつもより多めにしたのに…急に帰っちゃったけど、喧嘩でもした?」
「いや、別にそんなんじゃないけど。アイツ寝てたし。起きたら急に機嫌損ねて帰っちゃったんだよ」
きよちゃんはニヤ、と笑う。
「さては晃一くん、クッキー、バカにしたんじゃないの?」
「クッキー?何のこと?」