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パズル Ⅱ
第2章 美桜
父さんはまだ仕事だし、昌希も部活があるから帰りは遅い。ってももうぼちぼち帰ってくるだろうけど。

「先に食べちゃおっか?」

きよちゃんが炊飯器を開け、茶碗にゴハンをよそってくれる。

湯気の立つ、白いゴハンと、味噌汁と。いろんな野菜がぜーんぶ千切りになって、ドレッシングで和えたサラダ。
ドレッシングは市販のだけど、いつも刻んだオクラが混ざってる。オクラのネバネバで、ドレッシングが野菜に絡むから、下にドレッシングばっかり溜まって味がしない、ってことがない。
ウチのサラダはいつもこれだったから、サラダにオクラはデフォなんだとずっと思ってた。
そうじゃないと知ったのは、外でメシを食べるようになってから、高校くらいの時だ。

揚げたての豚カツも、サクサクで美味い。

きよちゃんは、料理が上手いと思う。少なくとも、不味いと思ったことはないし、外で食うモンと比べるのはちょっと違うかもしれないけど、彼女の料理はちょっと味が濃かったり薄かったり、安定しない。それに比べると安定の美味さだ。コレは、場数の問題なのか、個人の資質なのか、その辺はよくわからない。
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