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第18章 大団円

俺と美桜の結婚式場のパックプランに、和装の前撮りがついていて。
美桜は和装には余り興味がないらしく、だったら、と美桜と美桜の両親に相談し、前撮りの権利を結婚式を挙げてない俺の両親にプレゼントしたい、とプランナーに無理を聞いてもらった。

式場的にもパックプランの一部を要らないからその分値引け、とごねられるよりはマシなんだろう。快諾してくれた。

結婚式のプランを立てながら、きよちゃんに、結婚式したいとか、ドレス着たいとか思わなかったの？と聞いたら、昌希の父親が生きてたらしたいと思ったかもしれないけど、父さんとの結婚はちょっと特殊だったから、式とか考えたことなかった、と言った。
今から写真でも撮れば？と言ったら今更この歳でドレスもねぇ、と笑う。
そこで、和装ならいいんじゃない？とこの前撮りの話をしたら、きよちゃんは涙ぐんで喜んだ。父さんも

「清美には、夫らしいこともあまり出来なくて…いい機会だし、撮らせて貰おうか」

と賛成した。