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パズル Ⅱ
第18章 大団円
フォトウェディングなんて、しようと思えばどこでも出来るんだろうけど、今更感の強かった父さんときよちゃんに、俺たちは興味ないから、せっかくだから撮って、っていうのは、口実としても良かったんだろう。

写真のきよちゃんは、沢山柄の入った華やかな黒い着物(黒引き振り袖というらしい)を着て、髪はアップスタイルに生花を沢山飾ってて。横に紋付袴の父さん。

「綺麗に映ってるじゃないか、清美」

「本当、46には見えない。」

父さんと昌希が口々に言い。

「ちょっとは、親孝行できたかな?」

と聞いたら、

「ありがとう、晃一くん…」

きよちゃんが泣きそうな顔で微笑んだ。

父さんは、俺の母さんと結婚した時も学生で金がなかったから写真館でドレスとタキシードの写真を撮っただけだった、と言った。きよちゃんとその写真を見せてもらったら、若い頃の父さんが俺とほぼ同じ顔で映ってて、笑った。

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