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パズル Ⅱ
第18章 大団円
写真を眺めるきよちゃんの目尻に涙が浮かび、

「あ、お化粧が崩れちゃう…今日の主役は晃一くんと美桜ちゃんなのにね…」

とハンカチで目尻を抑える。カメラを持った昌希が

「両親は泣いてもいいんじゃない?ま、ちょっと早いけど。」

と突っ込んだ。

昌希と会うのも久しぶりだ。
俺が大阪に戻るのと入れ違いくらいで、昌希は広告代理店に就職し、東京に行った。

大手ってワケでもないから、担当業務というよりはその時出来る奴がやる、て感じで、CM、ポスターの作成なんかの沢山ある案件を同時進行で、皆でやっつけていくんだとか。
昌希は本来は映像編集担当らしいけど、カメラマンの助手からコピーライターの真似事までなんでも小器用にこなすらしい。
仕事が忙しく、盆正月もなかなか帰ってこない。

今日の披露宴で流す思い出ムービーも、凄いのを作ってくれた。

「ウチで発注したら高いんだからね?」

とニヤリと笑いながら、タダで作ってくれて、そのクオリティの高さにプランナーも驚いていた。
なんだかんだ言いながら今日のカメラマンもやってくれるらしい。
持つべきものは小器用な兄弟だな。
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