この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第18章 独占欲
今だって完全には信じられない。
激しく求められている気がするのは、単なる彼の芝居なのかもしれない。
それでも信じたいの。
信じさせて……。
「…ん‥ハ ァ…!! …‥‥は‥ッ‥がわ‥く…」
「…っ……ン、…ハ‥…、先輩、が…─ッ」
私が名を呼ぶと、苦しさを纏わした表情で見つめてくる──
その瞳が芝居ではないと、信じさせて。
ハァ...! ハァ...!
「──…先輩が……昔の男と話しているだけで、僕の知らないドレス姿を藤堂先生に見せていると知っただけで、…っ…不快で不快で仕方がない」
「…ハァ‥…ぁ、ぁ…っ」
「僕だけのものになればいいと…─ッ…何度も考えてしまう。先輩、…僕はどうしたらいいですか…!?」
「……っ」
それは……
それはね、葉川くん、嫉妬だわ。
今まで散々…君が周りの女達に抱かせてきた感情なのよ。もちろん…私も含めて。