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すべての生き物に愛を求めて
第6章 人妻
「まだ恋人…ですかね?
実は私達、2ヶ月前に出会ったばかりなんです。」
先程の部屋を出ると、やっぱりプレハブだったようで、外には別のプレハブやテントが広がっていた。
もう少し行ったところには積み上がった瓦礫も見える。
「そうなんだ。
でもやっぱりそういう関係なんだね。美男美女だなぁと思って見ていたんだよ。」
地球と違って復興作業が早く感じるのは、きっと魔法があるお陰なのだろう。
積んである瓦礫は使えるものばかりなので、選別をした時にいらないモノは焼却か消滅でもさせたのでしょう。
「領主様とナターシャさんこそお似合いのご夫婦じゃないですか。何年連れ添われているんですか?」
「もう、8年になるかな?
おっと、雑談はこれくらいにして…。ここのプレハブに軽傷者が治療に来ているんだ。
土木建築関係の魔法が得意な人間は多いんだけど、医療関係が追い付かなくてね。
どうしても重症の患者に医者や看護師を取られてしまうから困っていたんだよ。」
少し大きめのドアを開けると、重症とまではいかないまでも、明らかに歩行困難な者や生活に支障をきたす様な怪我を負った人達で溢れていた。
実は私達、2ヶ月前に出会ったばかりなんです。」
先程の部屋を出ると、やっぱりプレハブだったようで、外には別のプレハブやテントが広がっていた。
もう少し行ったところには積み上がった瓦礫も見える。
「そうなんだ。
でもやっぱりそういう関係なんだね。美男美女だなぁと思って見ていたんだよ。」
地球と違って復興作業が早く感じるのは、きっと魔法があるお陰なのだろう。
積んである瓦礫は使えるものばかりなので、選別をした時にいらないモノは焼却か消滅でもさせたのでしょう。
「領主様とナターシャさんこそお似合いのご夫婦じゃないですか。何年連れ添われているんですか?」
「もう、8年になるかな?
おっと、雑談はこれくらいにして…。ここのプレハブに軽傷者が治療に来ているんだ。
土木建築関係の魔法が得意な人間は多いんだけど、医療関係が追い付かなくてね。
どうしても重症の患者に医者や看護師を取られてしまうから困っていたんだよ。」
少し大きめのドアを開けると、重症とまではいかないまでも、明らかに歩行困難な者や生活に支障をきたす様な怪我を負った人達で溢れていた。