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第2章 いわゆる転生

「欲しい能力や通貨は練習だと思ってその都度創造してください。あと、命の生成に不都合があっては困るので、一時的に人化出来ることも覚えておいてください。」


なんとまぁ、自分はどこまでいってしまうのだろうか…
聞くに聞けない現状がある。


「知識はラクーンに移動した際に組み込まれますから安心してください。」

「何だかまだ戸惑っていますが、とにかくありがとうございます。ご期待に添えるように頑張りたいと思います。」

「気負わないでください。あなたはただ、愛したいものを愛すれば良いのです。引き寄せられたものもまた運命。躊躇わず、思いのままにすべてを受け入れ、与えて上げてください。」

「…分かりました。」

「では、シェンの愛しの星。ラクーンへ参りましょう。」


ミュゼがそう言い終わる頃に視界がボヤけて、私はラクーンへと転生した。