この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
すべての生き物に愛を求めて
第6章 人妻
「そうです。クロードさんの持っている『消滅』の魔力の遺伝子が邪魔をしていることがわかりました。」
「そんなっ…それじゃあ…」
「このままだと、子供が出来ることはありません。ですが、色々と実験をしてみた結果、一つだけ方法が有りました。しかし、それには少し問題がありまして…」
「教え下さい!あの人との子供が欲しいんです!方法が一つでもあるのなら、何でもします!」
「ナターシャさん…。わかりました。ではまず原理を説明します。」
懇願するナターシャさんの目をしっかりと見て話していく。
「子種が卵に接触すると消滅してしまうため、コーティングを施してみたのですが、クロードさんの体内ではそれも消滅してしまったり、授精してもコーティングが剥がれたら卵は直ぐに消滅してしまいました。」
「ですので、逆に私の精子にクロードさんの遺伝子を入れるという実験をしたところ、問題なく授精することが出来ました。
……つまり・・・」
「…つまり?」
私が言葉を区切ったのを受け、ナターシャさんはゴクリと唾を飲み込んで、次の言葉を待った。
「そんなっ…それじゃあ…」
「このままだと、子供が出来ることはありません。ですが、色々と実験をしてみた結果、一つだけ方法が有りました。しかし、それには少し問題がありまして…」
「教え下さい!あの人との子供が欲しいんです!方法が一つでもあるのなら、何でもします!」
「ナターシャさん…。わかりました。ではまず原理を説明します。」
懇願するナターシャさんの目をしっかりと見て話していく。
「子種が卵に接触すると消滅してしまうため、コーティングを施してみたのですが、クロードさんの体内ではそれも消滅してしまったり、授精してもコーティングが剥がれたら卵は直ぐに消滅してしまいました。」
「ですので、逆に私の精子にクロードさんの遺伝子を入れるという実験をしたところ、問題なく授精することが出来ました。
……つまり・・・」
「…つまり?」
私が言葉を区切ったのを受け、ナターシャさんはゴクリと唾を飲み込んで、次の言葉を待った。