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すべての生き物に愛を求めて
第4章 森の主
「え、…こどっ……ぇ?…どうゆう?」
腕の中で戸惑っているのがわかる。
でもそれが荒療治だとしても一番の近道。
「目合(まぐわ)うとは本来目が合うと言う言葉から来ています。だから、私の目を見ることから始めましょう?」
「目を…みる。」
フレイアはゆっくりと頭を上げ、私の目を戸惑いがちに見つめた。
フレイアの目を見た私は『目合うことは穢らわしい』という、最後のストッパーを外すために少しだけチャームをかける。
濁った心の凝りを取り除いて、彼女の本心を確かめる為の行為だ。
チャームを解くと、再び静かに涙をこぼし始めた。
「フレイア…?」
「薄々、気付いておったのじゃ…。だが、確信も持てぬし、誰かに聞くことも怖くて出来なんだ。
…それは、ただ、罪に苛まれたく無いからというだけの事だったのかもしれぬ。」
「それだけ貴女が背負っていたものは大きかったのですね。
さあ、私にその気持ちを分けてください。」
「妾は…どうしたら良いのか…何もわからぬし、何も出来ぬぞ…?」
腕の中で戸惑っているのがわかる。
でもそれが荒療治だとしても一番の近道。
「目合(まぐわ)うとは本来目が合うと言う言葉から来ています。だから、私の目を見ることから始めましょう?」
「目を…みる。」
フレイアはゆっくりと頭を上げ、私の目を戸惑いがちに見つめた。
フレイアの目を見た私は『目合うことは穢らわしい』という、最後のストッパーを外すために少しだけチャームをかける。
濁った心の凝りを取り除いて、彼女の本心を確かめる為の行為だ。
チャームを解くと、再び静かに涙をこぼし始めた。
「フレイア…?」
「薄々、気付いておったのじゃ…。だが、確信も持てぬし、誰かに聞くことも怖くて出来なんだ。
…それは、ただ、罪に苛まれたく無いからというだけの事だったのかもしれぬ。」
「それだけ貴女が背負っていたものは大きかったのですね。
さあ、私にその気持ちを分けてください。」
「妾は…どうしたら良いのか…何もわからぬし、何も出来ぬぞ…?」