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【マスクド彼女・序】
第3章 一日目【彼女との戒律(ルール)】

そんな正直を前にして、唯は――
「う・ふ・ふ・ふ」
不器用というのか不気味というのか、そんな笑い声(?)を上げた。
ややカチンとして、正直は皮肉交じりに訊ねる。
「なんか楽しそう、だね?」
「ええ、とても」
「だけど、これだけ実力の差があれば……唯さんだって、面白くないと思うけど」
「そんなこと、ありませんよ」
「どうして、そう思うの?」
「何時ものネット対戦では、相手の顔を見ることはできません。だから今は、凄く愉快な気分なのです。こうして、正直さんの悔しがる表情が、手に取るようにわかるのだから……」
うわっ……なんて最悪な性格……!
正直は唯の新たな一面を知り、軽く引いた。
「う・ふ・ふ・ふ」
不器用というのか不気味というのか、そんな笑い声(?)を上げた。
ややカチンとして、正直は皮肉交じりに訊ねる。
「なんか楽しそう、だね?」
「ええ、とても」
「だけど、これだけ実力の差があれば……唯さんだって、面白くないと思うけど」
「そんなこと、ありませんよ」
「どうして、そう思うの?」
「何時ものネット対戦では、相手の顔を見ることはできません。だから今は、凄く愉快な気分なのです。こうして、正直さんの悔しがる表情が、手に取るようにわかるのだから……」
うわっ……なんて最悪な性格……!
正直は唯の新たな一面を知り、軽く引いた。

