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【マスクド彼女・序】
第3章 一日目【彼女との戒律(ルール)】

その姿があまりに真剣に思えて、正直は急に焦りを覚えた。
「そ、そうは言ってもさ。あんまり、無茶なことは勘弁してくれよ。俺の方は質問するだけなんだから、程度の見合うことにしてもらいたいね」
「はい。でしたら――こんなのは、どうでしょう?」
「うん……?」
とりあえず唯の次の言葉に耳を傾ける、正直であったが……。
それによってまたしても、正直のペースは大きく乱されてしまうのである。
「私の要求は――――キス」
「きっ……すぅ?」
何を言い出したものかと、正直の顔が一気に歪んだ。
「そうです。私が勝利した場合――正直さんからのキスを、要求させていただきたいのです」
それは一体、唯のどんな想いからなのであろうか?
ともかく――唯は全くの淀みなく、その様に言い切っている。
「そ、そうは言ってもさ。あんまり、無茶なことは勘弁してくれよ。俺の方は質問するだけなんだから、程度の見合うことにしてもらいたいね」
「はい。でしたら――こんなのは、どうでしょう?」
「うん……?」
とりあえず唯の次の言葉に耳を傾ける、正直であったが……。
それによってまたしても、正直のペースは大きく乱されてしまうのである。
「私の要求は――――キス」
「きっ……すぅ?」
何を言い出したものかと、正直の顔が一気に歪んだ。
「そうです。私が勝利した場合――正直さんからのキスを、要求させていただきたいのです」
それは一体、唯のどんな想いからなのであろうか?
ともかく――唯は全くの淀みなく、その様に言い切っている。

