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【マスクド彼女・序】
第3章 一日目【彼女との戒律(ルール)】
ともかく、勝負の準備は整った。
「カードを見ても?」
「ああ、どうぞ」
正直と唯は、己の手札となる三枚のカードを手にする。
【♧4】【♡J】【♤9】
それが正直の手札だった。
同じく唯も自分の手札を確認し、すると当然の質問を口に。
「それで――どのように、進行するのですか?」
「交互に手札から一枚のカードを提示。先攻後攻に有利不利は、ない筈だから。問題なければ説明がてら、俺の線香でもいいかな?」
「ええ……」
未だ何が始まるかも知らず、それでも頷く唯。
そしてその前に、正直は手札より選んだ一枚のカードを出した。
そのカードは――【♧4】
同時に正直は、こんな言葉を発する。
「LOW(低く)……」
「カードを見ても?」
「ああ、どうぞ」
正直と唯は、己の手札となる三枚のカードを手にする。
【♧4】【♡J】【♤9】
それが正直の手札だった。
同じく唯も自分の手札を確認し、すると当然の質問を口に。
「それで――どのように、進行するのですか?」
「交互に手札から一枚のカードを提示。先攻後攻に有利不利は、ない筈だから。問題なければ説明がてら、俺の線香でもいいかな?」
「ええ……」
未だ何が始まるかも知らず、それでも頷く唯。
そしてその前に、正直は手札より選んだ一枚のカードを出した。
そのカードは――【♧4】
同時に正直は、こんな言葉を発する。
「LOW(低く)……」