この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【マスクド彼女・序】
第3章 一日目【彼女との戒律(ルール)】
 続く、唯のターン。

 手札を眺めた唯は、その中の一枚を提示し――そして、宣言。


「HIGH――で、お願いいたします」



 【♧J】



「……」


 それを受けて、正直を自分の残り手札を見つめた。



 【♡J】【♤9】



 その二枚では、唯の提示した【♧J】の『HIGH』という条件は満たせなかった。だが正直は僅かに悩みつつ、そうするとこを選ぶ。


「じゃあ、コレを――」



 【♡J】



 マークに関係なく同じ数字の場合、このターンの勝敗はつかない。すなわち正直は、引き分けにすることを選んだのだった。それによりこの時点で、自身のリードを保つことができる。


 しかし――結果を目にすると、唯は言うのだった。


「それで、よろしかったの――ですか?」


「……?」


 微かに携えた笑みが、正直の心を揺さぶってゆく。

/220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ