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【マスクド彼女・序】
第2章 前日【楽園からの誘い】
見た目が今風であり、ちょっと可愛かったり綺麗だったり。それに釣り合わんとすれば、自分も服や髪形に懲り精一杯の背伸びをする。
同時的な色眼鏡で覗き見たのなら、それはお似合いの二人なのかもしれない。
そんな関係に身を置きながら、しかし正直は見失ってもいた。自分が恋愛というものに対して、真に求めていたのもはなんだったのか、と。
一定の好奇心を満たし、ドキドキもした。だが上辺を撫でることに終始してしまえば、その関係も強固なものにはなりはしない。
それは相手がどうこうではなく、自分の姿勢の問題なのだろう。
そんなことに気づき初めた、今。だから正直は、新垣璃子を意識し始めていた。
同時的な色眼鏡で覗き見たのなら、それはお似合いの二人なのかもしれない。
そんな関係に身を置きながら、しかし正直は見失ってもいた。自分が恋愛というものに対して、真に求めていたのもはなんだったのか、と。
一定の好奇心を満たし、ドキドキもした。だが上辺を撫でることに終始してしまえば、その関係も強固なものにはなりはしない。
それは相手がどうこうではなく、自分の姿勢の問題なのだろう。
そんなことに気づき初めた、今。だから正直は、新垣璃子を意識し始めていた。