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【マスクド彼女・序】
第2章 前日【楽園からの誘い】
 だが、結局――。


「あ、あの――ですね。私、アルバイトの募集広告を拝見しまして。それで、ご連絡している者なのですが――」


 正直はクシャクシャとなったチラシを前に、そこに記された番号に電話をかけていた。

 怪しいと断じながらも、興味を引かれてしまったのも事実らしく。何よりも当面、他に金を作る当ても見当たらなかったようだ。

 ダメ元で話だけでも、訊いてみようという訳である。

 もし先方がヤバそうな相手なら、即座に通話を切ってしまえばいい。非通知による通話であるから、後に面倒なことにもならないだろう。


「それで――できましたら、詳しいお話を伺えればと思いまして」


 本来なら、非礼であるとは自覚している。非通知による通話もそうだが、正直は自分から名乗ることもなく、取り急ぎ簡単な要件だけを告げた。


 ともかく、そうした警戒も顕わに。正直は、通話相手の反応を待つ――。

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