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・辿りつく 先には・
第14章 『服従』
首筋にキスの嵐が降り、優しく抱えられベッドに横たわっても抱きしめてくれたままだった。
愛しい絢音を、離したく無かった。これ程までに、いい反応を示す奴隷は本当に今までいなかった。
心底、欲しく 心底、愛が湧いた。被虐的な心を掻き立てられる。艶やかな髪を撫で、愛しい気持ちを味わう。今だけが生きている、感じがするのだ。
女を腕に、抱いている時がこの世の中に存在し自分を自分で感じられる瞬間だった。
呼吸が落ち着いてきたのを、肌で感じた。猫を抱えて、寝ている気持ちになる、聖。
見上げる二つの瞳が魔王を見つめた。
「にゃお」
恥ずかしい気持ちを悟られたくなくて、鳴き声をあげる。
「絢音はその鳴き声より、逝く時の声がええよ。」
もうっと言って胸に顔をうめる。安心感がそこには存在していた。
旦那には終わったら疲れたから寝るから避けろ等を言われた。 悲しい思いをして、眠った夜は何度あっただろう。
撫でてくれる指先からですら、今は愛を感じられる。
「絢音は痛みでも快楽を味わえるなら、究極のMになれる。羞恥心と被虐性を兼ね備えて。もう普通の、行為なんかでは満足出来ない身体になるやろな。」
その言葉にぞくりと背中が震える。
今までされて来た行為が全て、覆されてしまった。得た満足を、もう無い物には出来ない。
どうして、こんなにさらわれてしまったのだろう。深い海に潜り混む気持ちだった。
そこは居心地が良く、ゆっくりとした時が流れる。
こんなにも愛を教えられて、この愛が無くなった時を考えると恐怖を感じた。
何かを考えていると伝わるようで、ぎゅと抱きしめられた。
優しい口付けは降り、注がれ今度は絢音が魔王の上に覆いかぶさり、ゆっくりと首すじ、鎖骨、胸へと唇を這わせた。
「聖も気持ち良くなって。」
ゆっくり動く舌の感触を味わった。触れる肌が滑らかで心地がいい。だが跨がる、足の間に足を滑らせた。
そこは渇く事を知らず、ひくひくと痙攣をしつつ新しい快楽を求めていた。
ぐちゅりと音が響き、唇を這わせているというのに下の口は欲しがり股の間を濡らした。
愛しい絢音を、離したく無かった。これ程までに、いい反応を示す奴隷は本当に今までいなかった。
心底、欲しく 心底、愛が湧いた。被虐的な心を掻き立てられる。艶やかな髪を撫で、愛しい気持ちを味わう。今だけが生きている、感じがするのだ。
女を腕に、抱いている時がこの世の中に存在し自分を自分で感じられる瞬間だった。
呼吸が落ち着いてきたのを、肌で感じた。猫を抱えて、寝ている気持ちになる、聖。
見上げる二つの瞳が魔王を見つめた。
「にゃお」
恥ずかしい気持ちを悟られたくなくて、鳴き声をあげる。
「絢音はその鳴き声より、逝く時の声がええよ。」
もうっと言って胸に顔をうめる。安心感がそこには存在していた。
旦那には終わったら疲れたから寝るから避けろ等を言われた。 悲しい思いをして、眠った夜は何度あっただろう。
撫でてくれる指先からですら、今は愛を感じられる。
「絢音は痛みでも快楽を味わえるなら、究極のMになれる。羞恥心と被虐性を兼ね備えて。もう普通の、行為なんかでは満足出来ない身体になるやろな。」
その言葉にぞくりと背中が震える。
今までされて来た行為が全て、覆されてしまった。得た満足を、もう無い物には出来ない。
どうして、こんなにさらわれてしまったのだろう。深い海に潜り混む気持ちだった。
そこは居心地が良く、ゆっくりとした時が流れる。
こんなにも愛を教えられて、この愛が無くなった時を考えると恐怖を感じた。
何かを考えていると伝わるようで、ぎゅと抱きしめられた。
優しい口付けは降り、注がれ今度は絢音が魔王の上に覆いかぶさり、ゆっくりと首すじ、鎖骨、胸へと唇を這わせた。
「聖も気持ち良くなって。」
ゆっくり動く舌の感触を味わった。触れる肌が滑らかで心地がいい。だが跨がる、足の間に足を滑らせた。
そこは渇く事を知らず、ひくひくと痙攣をしつつ新しい快楽を求めていた。
ぐちゅりと音が響き、唇を這わせているというのに下の口は欲しがり股の間を濡らした。