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・辿りつく 先には・
第16章 『計画』
「もうっまたそんな事…ゴールデンウイークのお話が出来なかったわ。」
「今のその乱れた姿を送ってからシャワー入り。シーツも撮って。」
顔を赤くする、絢音。
「聖の意地悪。そんなの恥ずかしいから嫌。」
「さっき言うたばかりやろう。逆らわない。」
「う~、もうっ」
結局は絶対にいいなりになってしまう事を分かっていた。シャワーを浴びる前に写真を撮り送る。
それを見た聖は満足げに微笑みを浮かべた。写真を指でなぞる。
「僕の可愛い奴隷、楽しませてな。いつまでも僕を愛して。」
部屋だけがその言葉を聞いた。虐める事で絶対的な支配を持った。命令に逆らわないようにする事が重要なのだ。
それで自分は満足する。女の逝く声を聞いて、女が従順になるのを見て感じるのだ。
生きている事を知れる瞬間だった。
毎日の霧のかかった日々を救ってくれる女達。
いつか自分こそ、地獄に堕ちるだろうそう思っても止める事は出来なかった。
早く命が尽きればいいとも…この毎日が無くなるなら…
聖を蝕む病気は体と心を喰らう。
そこに現れた絢音が、今だけは聖の心に生きる力を与えていたのだった。
二人の旅は長く、まだ始まったばかりなのだ。
「今のその乱れた姿を送ってからシャワー入り。シーツも撮って。」
顔を赤くする、絢音。
「聖の意地悪。そんなの恥ずかしいから嫌。」
「さっき言うたばかりやろう。逆らわない。」
「う~、もうっ」
結局は絶対にいいなりになってしまう事を分かっていた。シャワーを浴びる前に写真を撮り送る。
それを見た聖は満足げに微笑みを浮かべた。写真を指でなぞる。
「僕の可愛い奴隷、楽しませてな。いつまでも僕を愛して。」
部屋だけがその言葉を聞いた。虐める事で絶対的な支配を持った。命令に逆らわないようにする事が重要なのだ。
それで自分は満足する。女の逝く声を聞いて、女が従順になるのを見て感じるのだ。
生きている事を知れる瞬間だった。
毎日の霧のかかった日々を救ってくれる女達。
いつか自分こそ、地獄に堕ちるだろうそう思っても止める事は出来なかった。
早く命が尽きればいいとも…この毎日が無くなるなら…
聖を蝕む病気は体と心を喰らう。
そこに現れた絢音が、今だけは聖の心に生きる力を与えていたのだった。
二人の旅は長く、まだ始まったばかりなのだ。