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・辿りつく 先には・
第3章 『誘惑』
あれから、メールのやり取りの中で少しだけ二人の関係が変わってきていた。

一度、写真を送ってしまうと勇気が出るものなのか 色々なオシャレをしたあとに一枚送るたびに コメントを言われそれに一喜一憂してる自分に呆れた。

だが、今まで男性にここまでの感心を持たれた事がなかったようにも思う。

一度、結婚し二回目もしたのに 最初の頃は確かにそれなりにも仲は良かったが 着ている物や髪型、お化粧 ネイル等が変わっても何も言われなかった。

女はちょっとでも、言って貰うのが嬉しいものだとも初めて体験して分かった。
何事も体験したことで、なるほどとしか思えないタイプだったからかもしれなかった。

日がたつにつれて、Nがこちらに来る時期も近付いていた。桜は段々と咲き初め、春の香りがあちこちから漂う良い季節だった。

悩んではいたが、確かに会いたい気持ちは増していたのは事実だった。

どんな人なのかも、見てみたかったのもあるのと作品を買ってくれるかもの気持ちもあったからだ。
旦那とは本当に別れたい、このまま先を伸ばしたとしても もうこの関係が修復される事は二度となかった。

その為にはやはりお金が必要なのは、当然の事だからだった。鬱病が終わり、やれる事はなんでもやってみようと考え その活動の中でアクセサリーを買ってくれたりする人達やお声掛かけをしてくれるイベントには参加した。

だからこそ、今回もそんな理由付けが気持ちが楽になるからかそういう事に私がしたいのだろうと 無理に正当理由を求めた。

根が真面目な分、何かしらの理由が欲しいのだ。

鬱も、もっとだらしない人がなるのかと思っていたが あがった後に本を読んだら、生真面目な人程 なりやすいと書いていた。

何事もこうでならないとならないと気負いして、思う通りにならないと落ち込む。

確かにそんな事の繰り返しだったなと思った。

だからこそ、なるべくポジティブに考えられるようにしたかったのだ。

今回も食事をして作品を見せるならいいじゃないかと、けれど場所が少し遠かったのでお酒ものめば 帰りが面倒になるだろうなと泊まる予定で話をしようと思っていた。


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