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縄の記憶
第2章 転
「ここは暫く訪ねるものがおらなんだか?まだ触れてもおらぬのに熱い息遣いが聞こえてきよる」
和尚様の仰る通り、夫とはひと月に一度重ねるかどうかの日々。そこはわたくし自身でも分かるほど熱くたぎっておりました。

「心だけでなく、身体を慰めるのも僧侶の仕事。この寺の身仏さまはそうお教えになられておる」
そう云われると、和尚様に全てを任せてしまうことが正しい信心なのだと思えてまいります。
わたくしの火床はねっとりとした汁を滴らせんばかりに湛えており、いやらしく蠢く指先を今か今かと待ち受けております。

和尚様の指は内腿を滑ったかと思うと不意に裾から抜かれ、今度は両手で襟の合わせ目をがばっと拡げました。一瞬の出来事に、白い胸はぽろんと飛出て、恥ずかしく尖った乳首があらわにされました。

「桃のように淡い飾りよのう」
和尚様はそう呟き、舌先を敏感になった先端に当てられました。そのまま先を口に包み、甘く噛みながら舌先でざらざらと擦ります。わたくしは恥ずかしさも忘れ、知らぬ間に
「あああっ…」
と声を上げておりました。

「良いのか?さぞ淋しかったのじゃろう」
先端から伝わる激しい快感に、私は自ら両の脚を開いてしまいました。

「どうして欲しいのじゃ?」
そう問われても、答えられるはずはありません。首をいやいやと横に振るのが精一杯でしたが
「嬲られたい処を自分の手で開いてみなさい」
閻魔様の裁きのような無慈悲な言葉が聴こえました。
頭ではこのような破廉恥なことは拒否しておりましたが、わたくしの両手はおずおずと秘部に進み、火床を隠す襞を開帳したのでございます。

「何もせずとも準備は整っておるではないか」
和尚様は中をじっくりと眺められ、こぼれ落ちる汁の様を観察されております。
「お願いでございます。ここにお慈悲を」
「ここ、では分からんぞ。どこをどうして欲しいのかはっきり申しなさい」
今まで口にだしたことのない言葉。それを口にするのは相当な抵抗でしたが、わたくしは肉体の欲望に負け、破廉恥な言葉を遂に発してしまいました。

「おまんこを。胡蝶の淫らなおまんこを和尚様の指で満たしてください!」

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