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こんな想いをそのままに
第2章 時間よ
きゃゃゃ~󾭛󾭛

女の子は…悲鳴とともに座り込んでしまった󾭛


目の前には…自分が着ていた服を着ている男󾭛


周りに人が集まってくる。

「あなた、有美に何したのよっ󾭛なぜ、あなたが有美の服を着てるのよ󾭛変態󾭛」

周りの冷たい目が…その女の子の服を着た男に降り注ぐ。

「えっ󾭛俺だって󾭛俺だってわからないよっ󾭛」

「何言ってるのよっ󾭛シラ切っちゃって󾭛現に有美の服…」
「ま、まさか、有美の下着まで…」

有美の友達が…その男のスカートをめくり、有美に確認する。

有美は…その友達に目で返事をする。

「もぅ󾭛許せない󾭛あなた、有美を󾭛」

さらに、周りに人が集まってきた。


すると、今度は…男の友達が言う。
「ちょっと、待てよ。こいつだけを責めるのは…おかしいだろっ」

「なんでよっ」

「だって、あんたの連れの子だって…しっかりこいつの服着てるじゃん」

「そんなの󾭛そんなの󾭛そいつがこの子を気絶させて…下着と服をもぎ取って…代わりに自分の下着と服を着させたのかも󾭛」

「そんなこと言ったら…逆だってあり得るじゃん」

「も、もう止めて󾭛」
女の子は…すすり泣きながら言った。

「でも…どうしよう󾭛」
「服を返してもらう?」

「いやっ󾭛」

「だよね󾭛」
「下着と服を買ってきてあげるから、トイレにいなよっ」

そう言って…友達に抱きかかえられるように…トイレに行った。



男の方は…
友達に
「そのままで帰る?嘘󾭛嘘󾭛買ってきてやるよっ󾭛お前もトイレにいろよ」


かなり大きな騒ぎになっちゃったけれど…何とか収まったみたいだ。


こんな騒ぎの張本人の涼は…時間を動かしてすぐにその場を離れ…帰宅してしまったので…

そんなことが起きてたとは思いもしなかった。
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