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第1章 透視

なんかモヤモヤしていた。
そりゃそうでしょ󾭜

朝から…いろんな女の子の全裸姿を見て…
でも…何も出来ない󾭜

あれで我慢出来なくて…女の子に手をだしていたら…今頃…僕は警察に連行されていると思う。

我慢出来た自分を褒めたいぐらいだ󾭜

でも…やっぱり我慢出来ない󾭜

「あっ󾭛」

涼が好意を寄せるみどりちゃんがこの203教室に入ってきた。そして、前から３列目の席に座った。

僕のアパートは…新宿に行くのに便利な調布。
いつも高幡不動で乗り換えて多摩動物園で降りる。

みどりちゃんは…全く反対側の多摩センターから来るけど、どこに住んでいるのか知らない。
でも…一人暮らしをしてるらしい。

講義が始まる。
今は…刑事訴訟法の講義だ。

ところどころ耳に入る教授の声♪

決して普段から集中力があるわけではないけど…今日は普段以上に集中力がない。

あっ♪
そうだ♪

みどりちゃんを裸にしよっ󾬘
どんな身体なんだろう♪

“みどりちゃん…裸になれ”

…

すると、みどりちゃんの服は…次第に薄くなり…そして消えた。

やったぁ♪

「…」

全然、見えないじゃん󾭜背中だけが見えるだけ󾭜

余計にモヤモヤが大きくなっただけ󾭜

何やってんだろ󾭜
俺󾭜


教室に全裸の女の子が一人♪
僕の目だけは…そんな異様な情景があるだけ󾭜

“早く授業終わってくれ”

すると…