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ロッカールーム
第11章 7日目 ♂
「私たちのようにSな者もいれば、M、主(あるじ)に管理されることを望む従属性を持つ者もいるんだよ。

虐げられることで高揚するタイプがね。」


先程から巨乳の娘の映像が流れていたが、僕はCMのように軽く見ている。

ロクさんは娘の胸を好きに出来たらと妄想したが、僕にはもう、自分の欲を満たす為の餌として、胸でアピールして誘き寄せているようにしか見れなかった。


「つまり、誰かに支配されることを望んでいる者ということですか?」

「そうだね。例えば犬といっても色んな犬種がいるよね。
犬種の違いはあっても交われる。それが、蝶だったらどうだ?紋白蝶と揚羽蝶は交わらないだろう。

私たちも人間という同種の中で交われると思っているが、主従関係を好む者、好まない者、ほかにも色んな性癖があるかもしれないが、
それは異種間の交わりほどに違うんじゃないかとね。

そして、本能はそれを見極める力を持っていて、
鋭い嗅覚で同種だと、異性はもちろん、ライバルとなる同性にも対しても、それを嗅ぎ分ける能力を持っているんじゃないかとね。」
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