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ロッカールーム
第20章 19日目…日中…♂&♀
僕は上着を開いているままだ。

彼女は今一度、

「失礼します。」

と声を掛けてベルトに手を伸ばす。震える手がベルトをカチャカチャと鳴らす。少し手間取ったがそれを外した。

「イヤらしいね。鈴木さんがかしづいて、男のベルトを外すなんて…」

はたと彼女の手が止まる。

「ああ、今は鈴木さんじゃなく、淫乱な『ひな』だったね。間違えたよ。」

誰も来ないとはいえ、勤務時間に会社でこんなことをしているのは、自ら『ひな』に成り下がったからだと教え込む。

「こんなことしなくても僕はバラしたりしないのに…」

『ひな』は構わずズボンを下ろした。

間近に彼女の顔があるということが益々自身を興奮させる。

それに引き寄せられるかのように、彼女の手がトランクスの上からモノを擦る。

「『ひな』も欲しくなっちゃったかな?」

グンと腰を出すと、『ひな』はそこに頬ずりした。

「好きにしていいよ。」

許可すれば、愛おしいものに早く会いたいとばかりに、トランクスに手を掛けてそれを下ろす。

ウエストゴムに引っ掛かり、ビヨンとモノが彼女の顔に飛び出した。
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