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ロッカールーム
第22章 20日目…♂&♀
大抵、同期が集まってきて一緒に食べている。
同期の中で女性はワタシだけ。
男性ばかりの中で同期とつるんでいるから先輩方にからかわれるけど、
何もかもが初めての中で、やはり頼れるのは同期だ。

ご主人様は人見知りが激しいのか、そのなかには入って来ない。
同期会でからかわれた翌日に近くの席に座ったら、迷惑そうにしていた。
それ以来、無理に近づくのはやめていた。

いつも通り同期に囲まれて食事したけど、やっぱり皆の視線を感じる。

ボタンが開いているからだと思っていたけど、
ノーブラなのがバレている?
ツンとした乳首がベストからでもわかる?
不安になる。

遠巻きに見ていたご主人様と目が合った。
ワタシの動揺がわかるのか、フッと鼻で蔑むような笑みが見えた。

ほら、ちゃんと見ていてくださる。
ワタシが命令に従っているかどうか、どれだけ恥ずかしいか、わかってくださっている。

ワタシはあっさりと自立の道を引き返し、管理される喜びに戻った。

ご主人様を目にして、倉庫での出来事を思いだし、顔が熱くなるのを感じた。

同期との会話は耳に入ってこない。

『見ててやる』

ご主人様の声が聞こえる。
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