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ロッカールーム
第22章 20日目…♂&♀
ご主人様が静かに席を立ち、食器を下げにこっちに来る。
間近で顔を合わせるのが恥ずかしくなりワタシは俯いた。
いつもなら、軽く会釈して終わるのに、同期がご主人様を呼び止めた。
「なあ、佐藤、また近々同期会やろうぜ。」
「あぁ、都合が合えば…」
「何だよつれないなぁ…
鈴木さんからも誘えよ。」
どうやらボーッとご主人様のことを考えて流していた会話で同期会の話が出ていたらしく、
先ほど生返事をしたのは、ワタシの出席の確認だったらしい。
「あの、せっかくの同期ですので、佐藤さんも来て欲しいな。」
会社では普段通りに…
ご主人様に言われたことを思い出し、平静を繕った。
「別に、鈴木さんの誘いだからって返事は変わらないよ。じゃあ。」
全く変わらない返答、そして、むしろ冷たく感じる視線、ご主人様は、ワタシが嫌いだから、奴隷にして虐めて楽しんでいるの?
不安になる。
そんなワタシの顔をチラッと確認して、ご主人様は行ってしまった。
捨てられたくない。管理して欲しい。
ワタシは、グッとこらえて笑顔を作った。
同期がご主人様の悪口を言っていたけど聞き流した。
間近で顔を合わせるのが恥ずかしくなりワタシは俯いた。
いつもなら、軽く会釈して終わるのに、同期がご主人様を呼び止めた。
「なあ、佐藤、また近々同期会やろうぜ。」
「あぁ、都合が合えば…」
「何だよつれないなぁ…
鈴木さんからも誘えよ。」
どうやらボーッとご主人様のことを考えて流していた会話で同期会の話が出ていたらしく、
先ほど生返事をしたのは、ワタシの出席の確認だったらしい。
「あの、せっかくの同期ですので、佐藤さんも来て欲しいな。」
会社では普段通りに…
ご主人様に言われたことを思い出し、平静を繕った。
「別に、鈴木さんの誘いだからって返事は変わらないよ。じゃあ。」
全く変わらない返答、そして、むしろ冷たく感じる視線、ご主人様は、ワタシが嫌いだから、奴隷にして虐めて楽しんでいるの?
不安になる。
そんなワタシの顔をチラッと確認して、ご主人様は行ってしまった。
捨てられたくない。管理して欲しい。
ワタシは、グッとこらえて笑顔を作った。
同期がご主人様の悪口を言っていたけど聞き流した。