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ロッカールーム
第22章 20日目…♂&♀
そして、いつものように『ひな』から誘わせる。
営業課に来たかった奴らは、同期会で僕を弄ってバカにして憂さ晴らししたい。
つまらない魂胆に付き合わされるのが面倒だ。
彼女はいつもと同じ対応をする。
よし、合格だ。
僕も同じ返答をして彼らから離れた。
彼女の表情が寂しそうにも見えたが、
『ひな』大丈夫だ。お前には俺からの命令があるだろう?
心の中で語りかけ、その場を去った。
午後の仕事に没頭する。
郵便物の配達が、目下の楽しみだ。
【ロッカールーム】を見つけた時も、ロクさんたちと知り合えたことも、
仕事の邪魔にはならず励みとなった。
『ひな』との関わりで、倉庫でのロスタイムが出来ても、仕事への差し障りはなく、逆に意欲が湧いてくる。
そんなことを思っていたら、『ひな』の入室の挨拶が聞こえた。
無音だけど、ザワッと音がしたかのように部屋の空気が変わる。
皆の視線で『ひな』がどのくらい近づいているかがわかるほどだった。
「営業課の郵便物です。」
振り返り、僕も皆と同じ、驚きのパフォーマンスをして、食い入るように開いたブラウスの胸元を見た。
営業課に来たかった奴らは、同期会で僕を弄ってバカにして憂さ晴らししたい。
つまらない魂胆に付き合わされるのが面倒だ。
彼女はいつもと同じ対応をする。
よし、合格だ。
僕も同じ返答をして彼らから離れた。
彼女の表情が寂しそうにも見えたが、
『ひな』大丈夫だ。お前には俺からの命令があるだろう?
心の中で語りかけ、その場を去った。
午後の仕事に没頭する。
郵便物の配達が、目下の楽しみだ。
【ロッカールーム】を見つけた時も、ロクさんたちと知り合えたことも、
仕事の邪魔にはならず励みとなった。
『ひな』との関わりで、倉庫でのロスタイムが出来ても、仕事への差し障りはなく、逆に意欲が湧いてくる。
そんなことを思っていたら、『ひな』の入室の挨拶が聞こえた。
無音だけど、ザワッと音がしたかのように部屋の空気が変わる。
皆の視線で『ひな』がどのくらい近づいているかがわかるほどだった。
「営業課の郵便物です。」
振り返り、僕も皆と同じ、驚きのパフォーマンスをして、食い入るように開いたブラウスの胸元を見た。