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ロッカールーム
第23章 20日目…夜…初調教
でも彼女側の客からの這い回る視線を僕ですら感じた。

「『ひな』、生でいい?」

「っ…ハッ…」

「生、ビールでいい?」

「は、はい。」

オススメの料理などを注文し、僕は彼女の箱椅子に手を付いて、彼女の背もたれを作った。

ここには店員が居らず、テーブル席の客は、自分で料理をカウンターまで取りにいく。

程なくカウンターも彼女の鞄の置かれた席以外は埋まり、満席になる。

彼女の隣席は、料理を出したり、空いた皿を下げたりするスペースとして確保されたのだ。

年輩の客たちは、こぞってその席にやって来て、彼女の顔を覗きコンビニ袋を見る。

その度に、彼女は真っ赤になって俯いて、スカートの裾を引っ張るような仕草をする。

僕はそれを肴に料理や酒を堪能した。
そんな状態では、彼女の話したい話は出来ず、
料理の感想ばかり話していた。

少し酒に勢い付けられた客が現れ、
カウンターに手を付き、

「お姉ちゃん可愛いね。」

「若い娘なんて珍しいから、オジサン興奮しちゃったよ。」

いつ、コンドームの話をしようかと、彼女と袋に視線を往復させて、息が掛かるほど顔を近づけてくる。

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