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ロッカールーム
第24章 21日目…日中…♂&♀
開かれた膝の向こうに茂みが見える。
白い肌を包むベージュのストッキングに窮屈に押し付けられたそれが、黒々としてイヤらしい。

その下に赤い水性ペンがあるのがチラッと見えるだけだ。

『もっと開け』

唇の動きだけで伝えると、『ひな』は俯いて開いていった。

自分もコヨリを拾いながら頭を下げて覗く。

花芽に結びつけたコヨリとコンドームが見え、
赤く肥大した花芽と熟れた果実のような襞が濡れて、その辺のストッキングが濡れて光っていた。


コヨリを拾いあげた『ひな』の顔は真っ赤になっていた。

「ありがとうございます。」

その姿勢のまま手を伸ばし、『ひな』から郵便物を受け取った。

彼女は立って会釈をして向きを変える。
柔らかな尻のてっぺんがスカートに浮き出ているように感じた。


身を起こしてデスクに向かう。
郵便物の上に拾いあげたコヨリはバラバラで、『ひな』の心の状態を表しているようだった。

「鈴木さんていい匂いがするな〜」

シャンプーの香りを感じた先輩がボソリと言ったが、
僕には、スカートの中で蒸れた女の匂いしかわからず、

「そうですか?」

と、とぼけた。
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