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ロッカールーム
第27章 22日目…夜…♂&♀
映像を見て純さんは満足した。そしてロクさんと入れ替わりでロッカーに向かった。

「坊、『ひな』上手くなってたなぁ。でも釣竿みたいにじぃーっと垂らしててイケるほどではなかったな。
俺的には、純情そうな『ひな』ちゃんが良かったのかもしれないな。」

ロクさんが純さんの説明を裏付けるような話をした。

僕たちはスクリーンセーバーを見ながら話してた。

「ロクさんて奥さんとどうやって知り合ったんですか?」

「何だよ、ババアの話なんかしたら、萎えるだろう…
社内恋愛だよ。まあ恋愛っていっていいもんだかわからんが、
当時は、女は結婚したら家庭に入る、つまりは結婚相手探しに会社に入る、ってな感じだったからな。
周りが大恋愛して結婚していくのをみて、残りもんにならないように、お互い適当なところで手を打ったっつうか…」

「でも好きだったんでしょう?」

「どうだろな、そんときは『こいつしかいない』って思ったけど、選択肢が減ってく中での『嫌いではない』程度だったと思うよ。」

「そうですか…」

「何だよ、気になる娘でも出来たか?」

「いえ、そこまででは…
ただ、恋愛と性癖と結婚ってバランス取れるのかなって…」
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