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ロッカールーム
第27章 22日目…夜…♂&♀
「まあ、大恋愛のクチじゃなかったからなんとも言えんが、昔から夜の相性が大事とか言うだろ?
sexの相性がいいのが一番じゃないかな。
もしくはそれを越えるほど美味い飯を作れるか…」

「ロクさんは相性良かったんですか?」

「わかんねぇな。すぐに妊娠して母ちゃんになっちまって、そのままレスだからな。相性なんてわかんないうちに、そんなこと出来なくなっちまった。」

「やっぱり難しいですね。」

「何事も深く考えすぎだよ。そんな真面目な坊を気に入って、ドSなお前を受け入れる女が現れるさ。
こいつだって思ったら、迷わず離すなよ。
それが大恋愛のコツだ。」

「ロクさんは大恋愛をしたんですか?」

「アッハッハ、さすがだな坊、俺は大恋愛も大恋愛に至らない片思いもなかったよ。
仕事、仕事と躍起になってるうちに時を逃したんだな。」

「僕もそうなるかな。」

「いや、そんな話をするくらいなんだから、ちっとは気になる娘がいるんだろ?
とりあえずくっちまいな。相性の確認だけ済ませろ。
草食なんたらとか言わせてんじゃないぞ。」

ロクさんの話を聞いて、元々、ご褒美として『ひな』と体を繋げようと思っていたが、今日、決行しようと思った。
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