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ロッカールーム
第5章 1日目 ♀
「こんちわ〜」

エレベーターで最上階の一つ下で降りて、非常階段から上がる。

客と鉢合わせしないようにだってさ。

裏の事務室の白い扉を開けて中に入る。

予約番号を伝えると応接室にいくように言われた。

ふっかふかのソファーにバフンと飛び込んで座る。

凄いクッションいいじゃんこれ。

コーヒーカップを持った男が入ってくる。

って、事務室にいた男じゃん。

カチッとしたスーツをきてサングラスした男。

勧められるままにコーヒーを飲んだ。

「仕事はね。裸になってこの箱に入るだけ。
あとはお客様が勝手に楽しむだけだから、
声がかからなかったら、それが待機時間。
声がかかったら、3分50円からの歩合給がつくよ。

準備の為に箱に入った姿をスタッフが見るようになるけど、
基本、お客様にも肌を見られることはない。

…………

どう?やってみる?」
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