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残像
第2章 記憶
八尋は、人として扱われることもなく、ただの道具に過ぎなかった。

客にとっては、欲を吐く為の。
座長にとっては、金を稼ぐ為の。

周りの者らはそれを哀れに思いはしても、己とて大差ない身の上。
哀れというのも、幼いという一点に尽きた。
その分、搾取される期間が長いということだ…

八尋は、初めのうちこそ痛みに泣いたが、嫌だと抗ったところで、免れる訳でもなく、逆らうなと殴られる数が増えるだけ。
ならば泣かぬが利口。
そのうちに感覚も麻痺して行く。

感覚を鈍らせ、頭を使わず、何も考えぬ、何も感じぬ、ただ、言われたことをこなすだけ…
そうせねば保たなかった。


そうして、二年程が過ぎる。





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