この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
残像
第2章 記憶
戸板の前に人を立たせ、刺さらないように小刀を投げる。

小刀は当たっても深く刺さらぬように細工はしてあったが、戸板には刺さらねばならぬから、当たれば致命傷にはならなくとも怪我はする。
怪我をさせればもちろん芸にはならぬから、折檻される。

八尋は筋が良かったらしく、あまりしくじることなくすぐ舞台に立てた。
身軽で、縄の上を歩くのも得意だった。

そして、十になるかならずかの頃には、稚児趣味の男の目に止まる。座長は一級品の秘蔵っ子だとふっかけ、法外な値を示したが、それでもよい、という者がいた。

これはとんだ金の卵だ、芸はする身体も売れる、しかもまだ幼いから命も長い。座長の笑みが止むことはなかった。
/81ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ