この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
残像
第10章 おまけー再会ー
「多分、頭領は、暇金を貯めてたんだと思う…頭領の家で見つけたんだ。幾ら入ってるのかは私も知らない。
銭箱とは別に置いてあったから…いつか、鷺と兵衛とあったらその話をしようと思って一旦引き上げた」
「市九郎殿らしいの。しかし黙って居ればわからぬものを、持ってくる主も上に馬鹿のつく正直じゃ。」
兵衛は茶を啜り、豪快に笑った。
三等分に分け、余った分は鷺に、
「子が生まれんだろ?るいさんに世話ばっかかけんじゃないよ」
と渡してやった。
鷺は柄にもなく照れているようだった。
そうして、三人久しぶりに揃い、其処にサチと市八も加わり、楽しいひと時を過ごしたのだった…
ー了ー
銭箱とは別に置いてあったから…いつか、鷺と兵衛とあったらその話をしようと思って一旦引き上げた」
「市九郎殿らしいの。しかし黙って居ればわからぬものを、持ってくる主も上に馬鹿のつく正直じゃ。」
兵衛は茶を啜り、豪快に笑った。
三等分に分け、余った分は鷺に、
「子が生まれんだろ?るいさんに世話ばっかかけんじゃないよ」
と渡してやった。
鷺は柄にもなく照れているようだった。
そうして、三人久しぶりに揃い、其処にサチと市八も加わり、楽しいひと時を過ごしたのだった…
ー了ー