この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
残像
第5章 陽炎
市九郎は野盗をして生計を立てていた。

その信念はただひとつ。

貧しい庶民から巻き上げることはない。

金に汚い豪商や、豪農、不正に私服を肥やす役人など、汗して働かず、人から搾取して生きる、蛭のような連中から掠めるのが信条だった。

八尋はその仕事を手伝いたい、と思った。
分け前など要らぬ。
ただ、市九郎の役に立ちたかった。
市九郎は八尋の手裏剣の腕を褒め、仕事に加えてくれた。

八尋は、市九郎と暮らし、初めて生きている、と実感できた。

ただひとつ、気がかりだったのは、果たして己が市九郎の助けになっているのか。ということだった…



/81ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ