この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
残像
第8章 サチ
集落の外れに、そこそこの大きさの家を見つけ、あの家を買いたい、と持ち主を探す。

サチは、火傷の顔を晒すのを嫌がった為、外向きの用は全て八尋がした。

家の持ち主は難なく見つかったが、即金で大金を払うと金持ちと思われて狙われたり、要らぬ詮索をされても困るから、毎月いくらか決めて支払うことにし、賃料のように、持って行く約束をした。
特に女装をしていなくても、八尋は女と思われているようで、それならば、と買い物なども女装していくようになった。
そして、女の格好をしていると、おまけが付いたり端数を切ってくれたりと、得する事が多いことに気付く。

サチとは姉妹、と思われているようなので、それはそのようにしておいた。

サチは、今までは動きやすいよう、後ろでキリッと髪を縛っていたが、なるべく火傷の痕が目立たないよう、右側の顔に掛かるように髪を垂らし、残った髪を後ろで緩く縛った。

そして、顔に火傷があるから人前に出たがらないのだ、と言って通した。
八尋が表に立っているせいか、人からは以前と打って変わって、気の毒に、と哀れまれることはあっても、避けられる事はなかった。
/81ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ