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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第25章 【二十五話】貪欲な身体
玲那は自分のしたことに気がつき、すぐに謝罪を口にした。
景臣は大きなため息を吐き、それから取り繕うように乱れた髪を直しつつ、玲那に視線を落とした。薄暗くて見えないが、少し怒っているようにも見えた。
だけどここで引いては駄目だと気がつき、玲那はその場に留まった。
「まだ寝ている時間ですよ」
「……えぇ。ちょっと目が覚めてしまって」
玲那はそれから甘えるように景臣に手を伸ばした。
景臣は玲那の手を見てなにを思ったのか。手を取ると、玲那の身体を引き寄せた。
「一人寝ができないのですか」
「……あの」
「仕方がないですね。ほら、寝ますよ」
景臣はそう言うと玲那の身体をさらに引き寄せ、掛け布団の中へ引き込まれた。
景臣の腕の中でというのはかなり恥ずかしかったが、玲那の身体をなだめるように背中を撫でられている内に眠くなってきた。
景臣は大きなため息を吐き、それから取り繕うように乱れた髪を直しつつ、玲那に視線を落とした。薄暗くて見えないが、少し怒っているようにも見えた。
だけどここで引いては駄目だと気がつき、玲那はその場に留まった。
「まだ寝ている時間ですよ」
「……えぇ。ちょっと目が覚めてしまって」
玲那はそれから甘えるように景臣に手を伸ばした。
景臣は玲那の手を見てなにを思ったのか。手を取ると、玲那の身体を引き寄せた。
「一人寝ができないのですか」
「……あの」
「仕方がないですね。ほら、寝ますよ」
景臣はそう言うと玲那の身体をさらに引き寄せ、掛け布団の中へ引き込まれた。
景臣の腕の中でというのはかなり恥ずかしかったが、玲那の身体をなだめるように背中を撫でられている内に眠くなってきた。