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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第44章 【四十四話】人は死んだら星になる
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 また、景臣が玲那に触れない日々に戻った。
 混乱していた時に玲那は景臣にとんでもないことをお願いしたけれど、冷静になった今、素面の状態で、再度、同じことをお願い出来ない。
 それよりも、あんなことを言ったことを忘れてほしい──というのが正直なところだ。だけど、そのことを触れるのは要らぬことを掘り返すことになる。
 だから玲那はじっと我慢の日々を過ごすしかなかった。
 この部屋に来た頃は、暇さえあれば景臣は玲那の身体をもてあそんでいたのだが、今はそれがないため、正直なところ、暇だ。
 とはいえ、今ではオンデマンドでいろんな映画やテレビドラマを見放題だし、読みたいものがあれば、景臣に頼めばたいていのものは揃えてもらえた。だから暇をつぶすことには事欠かないが、そればかりだと飽きてきた。
 前ほど頻度は高くないが、景臣に連れられて出かけることはあったが、それも長くて半日くらいの用事でしかない。
 こんな生活がいつまで続くのか。
 そしてなによりも、このなにも産まない状況は、自堕落で、自分がダメになっていくのがはっきりとわかり、憂鬱になってきた。
 明日も今日のような状況になるようだったら、景臣に行ってどこかに連れて行ってもらおう。
 玲那はそう決めて、眠りに就いた。
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