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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第4章 【四話】話し合い
□ ■ □
景臣に連れて来られたのは、筒宮の屋敷からそれほど離れていない場所にある、築年数が浅そうな綺麗な雑居ビルだった。
思ってもいなかった場所に連れて来られて戸惑うのは玲那だ。
「玲那さんには不釣り合いな汚いビルで申し訳ございません」
景臣は汚いと言ったが、玲那の目には汚いと思えなかった。
「え……いえ、あの、ここには」
「玲那さんの今後の身の振り方等含め、弁護士を交えてお話をしたいのです」
弁護士、と言われ、玲那は思わず目を丸くした。
「社長と交わされた契約もございますでしょう。その内容を再確認して、筒宮さまとの話し合いで出た事項を確認しつつ、玲那さんの今後を考えましょう」
景臣にそう言われ、玲那は戸惑いしかなかった。
「さあ、着きました。まいりましょう」
そう言われ、玲那は戸惑いながら景臣を見ると、今まで見たことのないほど口角をあげて、笑っていた。
景臣に連れて来られたのは、筒宮の屋敷からそれほど離れていない場所にある、築年数が浅そうな綺麗な雑居ビルだった。
思ってもいなかった場所に連れて来られて戸惑うのは玲那だ。
「玲那さんには不釣り合いな汚いビルで申し訳ございません」
景臣は汚いと言ったが、玲那の目には汚いと思えなかった。
「え……いえ、あの、ここには」
「玲那さんの今後の身の振り方等含め、弁護士を交えてお話をしたいのです」
弁護士、と言われ、玲那は思わず目を丸くした。
「社長と交わされた契約もございますでしょう。その内容を再確認して、筒宮さまとの話し合いで出た事項を確認しつつ、玲那さんの今後を考えましょう」
景臣にそう言われ、玲那は戸惑いしかなかった。
「さあ、着きました。まいりましょう」
そう言われ、玲那は戸惑いながら景臣を見ると、今まで見たことのないほど口角をあげて、笑っていた。