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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第49章 【四十九話】妊娠

■ □ □
役所に離婚届を提出した後、小牧に車で筒宮の屋敷に帰してもらった。
景臣には小牧から事情を説明するということだった。
景臣が玲那の行動に納得がいかなければ連絡が行くかもしれないので、そのときはよろしくと言われた。
とはいえ、きっと景臣からなにもないだろうと玲那は思いつつも、うなずいた。
万が一にも景臣から連絡がくれば、玲那はやり直そうと思っていた。
屋敷に戻るとだれもいなかったが、小牧から渡された鍵で開け、中に入った。
惣一郎が管理をしてくれていると聞いていたが、確かに掃除は定期的にされているというのは分かったが、どれくらい無人なのか分からないけれど、冷たくひっそりとしていて、泣けてきた。
玲那はにじんだ涙を拭って、自分の部屋へと向かった。
出て行ったときとほとんど変わっていなかったけれど、景臣と暮らしていたマンションにいくつか私物を持ち込んでいたため、がらんとしていた。
あそこのものをここに持ち帰らなければと思ったけれど、久しぶりの自室にホッとして、玲那はそのままベッドに横になった。
そういえば、昨日からご飯を食べていない。水分は適宜取っていたけれど、食欲がわかなかった。
今までここで過ごしていた間、調理をしてくれる人がいて、すべてをお任せしていたため、玲那は料理ができない。
玲那が仮に料理ができたとしても、この様子だと冷蔵庫の中は空だろうから、なにも作れないだろう。
それに、ここのところ身体が怠くて妙に眠たい。
寝てしまって、ご飯については明日にでも改めて考えよう。
玲那はそう思い、眠りに就くことにした。
役所に離婚届を提出した後、小牧に車で筒宮の屋敷に帰してもらった。
景臣には小牧から事情を説明するということだった。
景臣が玲那の行動に納得がいかなければ連絡が行くかもしれないので、そのときはよろしくと言われた。
とはいえ、きっと景臣からなにもないだろうと玲那は思いつつも、うなずいた。
万が一にも景臣から連絡がくれば、玲那はやり直そうと思っていた。
屋敷に戻るとだれもいなかったが、小牧から渡された鍵で開け、中に入った。
惣一郎が管理をしてくれていると聞いていたが、確かに掃除は定期的にされているというのは分かったが、どれくらい無人なのか分からないけれど、冷たくひっそりとしていて、泣けてきた。
玲那はにじんだ涙を拭って、自分の部屋へと向かった。
出て行ったときとほとんど変わっていなかったけれど、景臣と暮らしていたマンションにいくつか私物を持ち込んでいたため、がらんとしていた。
あそこのものをここに持ち帰らなければと思ったけれど、久しぶりの自室にホッとして、玲那はそのままベッドに横になった。
そういえば、昨日からご飯を食べていない。水分は適宜取っていたけれど、食欲がわかなかった。
今までここで過ごしていた間、調理をしてくれる人がいて、すべてをお任せしていたため、玲那は料理ができない。
玲那が仮に料理ができたとしても、この様子だと冷蔵庫の中は空だろうから、なにも作れないだろう。
それに、ここのところ身体が怠くて妙に眠たい。
寝てしまって、ご飯については明日にでも改めて考えよう。
玲那はそう思い、眠りに就くことにした。

