パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 第一章

彼が入ってきた。

「あぁ……」

きつく閉じた肉を押し開き、逞しさを誇示するような、余裕のある動きだ。

「透子……あぁ、一つだよ……透子、うぅっ……凄くいい……いいよ……」

両手を後ろに引かれ、深く密着する。乳房に手が回り、背中を舌が這う。

重みのある彼の性器は大きさを増し、膣の壁を何度もこそぐ。

彼を感じた。

声、言葉、視線。今日までの全てを受け入れていた。

彼の唇を求めて舌を伸ばす。不自然な姿勢で視線を絡め合い、舌先を絡めた。

仰向けに寝かされて再びつながった私達は、お互いをぶつけ合い、汗を分かち合った。

滑りを伴った粘着音が、淫らな私達を更に煽った。

「あっ、あぁっ、ひ、浩之さん、浩之さん、あぁっ……」

彼の腰に足を絡ませる。

「あぁ、素晴らしいよ透子、透子……」

何度も貫かれ、理性が砕け散る。

「あぁ、きて、きてぇぇ……」

奥深く押し入ってきた彼を感じた時、全身が熱く激しく震え、わけの分からない叫び声を上げていた。

こうなりたかった。

彼に抱かれたかった。

ずっと

ずっと……

私はやっと自分を認め、そして、闇の中に落ちていった。