この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ鏡が割れる時
第2章 第二章
やばいやばいやばい……。

「当たり前だろ?」

「よかった。日程が決まったらまた連絡するね」

階段を上ってくるユウの足音が聴こえる。

「わかった。楽しみにしてるよ」

「早く会いたいね」

「マジで会いたいよ茜」

「うふっ、それじゃまたね」

ノックが2度聴こえた。

「うん、連絡待ってるから。バイバイ」

俺は慌てずゆっくりと電話を切った。

ぎりぎりセーフ!
こたつ兼テーブルに携帯電話を置いてドアの鍵を開けた。

「こんばんは」

「おぅ、ユウちゃん久しぶり」

ここはにこやかに出迎える。

ユウは女の子にありがちな妙な詮索はしない。でも、彼女がいることを黙っている以上バレるわけにはいかない。ここで不審がられたら、俺は今夜も自分で自分を慰めなきゃならなくなる。

今は茜がこっちに来るという衝撃を胸に収め、自分の欲望に素直になろう。

ユウは身体にぴたりと張り付いたTシャツと、七分丈の細いジーンズを穿いていた。
脱がせるのが面倒だなと心で口を尖らせ、とりあえず玄関先でハグする。

「待ってたよ」

シャンプーの甘い香りが鼻孔をくすぐった。
胸に頬を埋め、目を合わせてにっこり笑ったユウは、さっと靴を脱いで部屋に上がっていく。

外を眺めている小さな背中に襲い掛かろうとした時、ユウの右手に白い封筒を見つけた。



/195ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ