この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ鏡が割れる時
第3章 第三章
「早くぅ、早く私のここに……ここに挿れてぇ、早くここに挿れ……っあぅぅっ」

熱い塊が私を貫いた。

「ああぁっ、あぁぁっ、ひ、浩之さ、あぁっ……」

見つめ合い、高まっていく。

「透子、愛してるよ、透子、透子……」

「あぁっ、浩之さん、もっと、もっと愛して、もっと、もっときて、もっときてぇぇ……」

足が彼の両肩に乗せられ、深く繋がっていった。自分の膝が耳に付く程身体を開き、彼を奥深く受け入れた。

荒々しい息遣いが、興奮をあおり、淫らに響く水音が、熱情を押し上げる。

熱くなる、彼となら熱くなれる。
何をされても、何を望まれても……。

「あっあっあっあっ、ひ、浩之さん、あぁっ、あぁっ、私、もう、い、イってしまう、イってしまう……あ、あぁだめ……っあああぁぁぁっっ!……」

「と、透子、だめだよ透子、あ、あぁ、あぁ透子、うぅっ、んぐっ……」

素早く離れた彼が、腹部に愛の証を放出した。

その温もりが冷えていくのを、切なく感じて目を閉じる。

もうすぐ別れの時が来る。
もうすぐ夫の元に戻る。

──雅人……なぜあなたじゃないの?

与えられた悦びと、叶わない欲望が交錯し、腹部を拭ってくれる松岡にもっと甘えていたくなる。

「また、抱いてくれますか?」

「君が望むならいつでも」

「もう一度……今すぐに」

「透子」

「帰りたくないんです」

我儘を言ってみたかった。彼になら言えた。

「おいで、洗ってあげるよ」

私を抱き上げ、額にキスをしてバスルームへと向かう。

「君のお蔭で、若さが蘇ってくる」

嬉しかった。
求められる事が、求めて叶えられる事が。












/195ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ