この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歪んだ鏡が割れる時
第3章 第三章
「早くぅ、早く私のここに……ここに挿れてぇ、早くここに挿れ……っあぅぅっ」
熱い塊が私を貫いた。
「ああぁっ、あぁぁっ、ひ、浩之さ、あぁっ……」
見つめ合い、高まっていく。
「透子、愛してるよ、透子、透子……」
「あぁっ、浩之さん、もっと、もっと愛して、もっと、もっときて、もっときてぇぇ……」
足が彼の両肩に乗せられ、深く繋がっていった。自分の膝が耳に付く程身体を開き、彼を奥深く受け入れた。
荒々しい息遣いが、興奮をあおり、淫らに響く水音が、熱情を押し上げる。
熱くなる、彼となら熱くなれる。
何をされても、何を望まれても……。
「あっあっあっあっ、ひ、浩之さん、あぁっ、あぁっ、私、もう、い、イってしまう、イってしまう……あ、あぁだめ……っあああぁぁぁっっ!……」
「と、透子、だめだよ透子、あ、あぁ、あぁ透子、うぅっ、んぐっ……」
素早く離れた彼が、腹部に愛の証を放出した。
その温もりが冷えていくのを、切なく感じて目を閉じる。
もうすぐ別れの時が来る。
もうすぐ夫の元に戻る。
──雅人……なぜあなたじゃないの?
与えられた悦びと、叶わない欲望が交錯し、腹部を拭ってくれる松岡にもっと甘えていたくなる。
「また、抱いてくれますか?」
「君が望むならいつでも」
「もう一度……今すぐに」
「透子」
「帰りたくないんです」
我儘を言ってみたかった。彼になら言えた。
「おいで、洗ってあげるよ」
私を抱き上げ、額にキスをしてバスルームへと向かう。
「君のお蔭で、若さが蘇ってくる」
嬉しかった。
求められる事が、求めて叶えられる事が。
熱い塊が私を貫いた。
「ああぁっ、あぁぁっ、ひ、浩之さ、あぁっ……」
見つめ合い、高まっていく。
「透子、愛してるよ、透子、透子……」
「あぁっ、浩之さん、もっと、もっと愛して、もっと、もっときて、もっときてぇぇ……」
足が彼の両肩に乗せられ、深く繋がっていった。自分の膝が耳に付く程身体を開き、彼を奥深く受け入れた。
荒々しい息遣いが、興奮をあおり、淫らに響く水音が、熱情を押し上げる。
熱くなる、彼となら熱くなれる。
何をされても、何を望まれても……。
「あっあっあっあっ、ひ、浩之さん、あぁっ、あぁっ、私、もう、い、イってしまう、イってしまう……あ、あぁだめ……っあああぁぁぁっっ!……」
「と、透子、だめだよ透子、あ、あぁ、あぁ透子、うぅっ、んぐっ……」
素早く離れた彼が、腹部に愛の証を放出した。
その温もりが冷えていくのを、切なく感じて目を閉じる。
もうすぐ別れの時が来る。
もうすぐ夫の元に戻る。
──雅人……なぜあなたじゃないの?
与えられた悦びと、叶わない欲望が交錯し、腹部を拭ってくれる松岡にもっと甘えていたくなる。
「また、抱いてくれますか?」
「君が望むならいつでも」
「もう一度……今すぐに」
「透子」
「帰りたくないんです」
我儘を言ってみたかった。彼になら言えた。
「おいで、洗ってあげるよ」
私を抱き上げ、額にキスをしてバスルームへと向かう。
「君のお蔭で、若さが蘇ってくる」
嬉しかった。
求められる事が、求めて叶えられる事が。