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第8章 合コン後のプレイ

「いったいどういうつもり」
　昼休みのランチを喫茶店でひとり取っていた鈴木の前に現れた香織は、勧められてもいないのに前に座り鋭い目つきで睨んできた。どういうつもりと言われれば、いくつか心当たりがある。鈴木はそれでもすっとぼけて小首を傾げて見せた。その態度がなおさら怒りを増長させたらしく、女は注目をとりにきたウエイトレスにコーヒーだけを注文してさっさと追い返すと、更に睨みつけてきた。興奮で小鼻をピクピクさせている。
「会社では無視しているくせに、合コンに誘うなんてどういうつもり？それも磯上くんを使って。私はあの子と別れたのよ」
「じゃあ断ればいい」
「断れないわよ」
「どうして」
　そこでコーヒーが運ばれてきたので、前のめりになっていた香織の姿勢が一旦、背もたれまで戻ったが、ウエイトレスが行ってしまうとまた前傾姿勢になった。