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犯した人妻の身体
第4章 非常階段で 
何かを思いついたように男の顔が悪どくニヤけた。
「下着を着けてるか、着けていないかなんて外から見てたらわかんないだろう。もしかして、ノーパンで事務所に居るのに興奮して感じてたんじゃないの。それで自分のオマタから卑猥な匂いがするから、気になってトイレにも行けなかったとか」
「そんなこと、違うわ。とにかく、お願いよ、返して」
「これか?」
 ポケットから下着をチラ見させると女が「そう」頷いた。
「いいよ、じゃあ返してあげるよ」
 香織は意外そうな顔をしたが、その後でホッとしたような表情も見せた。が、それだけで終わるはずがない。「もちろん返すんだから、言うことは聞いてくれるよな」と念を押すと、落胆した顔色になった。
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