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誘惑のオークション
第1章 シーン1
 次第に女性自身からその前のクリトリスに快感が伝わってきているのがわかる。

 そこは一度逝ったあとは刺激を与えてもしばらくはくすぐったいか痛いだけなのだが、今はすでに次の快楽を迎える準備が整っていることを示していた。

 不意に彼の唇は秘芯を離れその後ろに移動する。

 奈緒美はまだアヌスへの愛撫を受けたことはなく、突然のことにうろたえた。

 彼の唇はアナルに押し当てられ、舌がそのすぼまった穴をつつくようにしていた。

 その刺激は前とはまた違った感覚を奈緒美に与え、その不思議な快感に身もだえするほどの官能を感じた。

 彼の舌は次第に大胆に奈緒美の排泄孔に侵入を果たし、彼の指は奈緒美の女性自身に差し込まれていた。さらにその下の敏感な真珠にも別な指が押し当てられ間断なく快感が奈緒美の体に送り込まれていた。

 後ろ手に縛られ体を緊縛された状態で腰を高く上げさせられた姿勢では拒むことは何もできなかった。

 彼は唇を離すと、ぬるぬるしたジェル状のものをアナルに塗り始める。

「バイブがもし痛かったらそう言えよ。」

 真一はそう言うとアナルにひんやりとした感触のものを押し当ててきた。

 それが押し当てられてきたことはわかったが、あそこに力が入ってなかなかすんなりとは入らないと思った。

 だが次の瞬間ぬるっと言う感じで壁を越えると一気に中に吸い込まれるように体の中に入り込んできた。
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