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お礼の時効
第8章 一緒に暮らしましょう
「ねえ、最初は『一緒に住みましょう』だったわよね」

和臣の胸に抱かれた春季は身じろぎしながら尋ねた。

「で、さっきは『一緒に暮らしましょう』、違いはあるの?」

和臣の胸に手を当て体を起こした春季は、じっと和臣の目を見つめた。
和臣は逡巡し、春季の腰に腕を回しながら少し上体を起こし、新しい赤い痕が散りばめられた白い乳房に唇を付けた。春季の体がピクンと震える。

「ちょっと……、話聞いてる? ねえ!」

自分の問いに答えようとせず、自分の体を求める和臣に春季は苛ついた。
そうしている間に、いつの間にか体を反転させられ、春季の上に覆いかぶさる和臣はそのまま春季の乳房に顔を埋めてきた。

「和臣!! ちょっと!」
「そのままの意味ですよ。春季……」

乳房に挟まれそこの匂いを嗅ぐような和臣の仕草に、こちらが恥ずかしくなってしまう。春季は諦めて、和臣のしたいようにさせた。

「ちょっと待って、住むと暮らすには大きな違いは無いはずよ」

その言葉に和臣ははたと気がついて、春季の乳房から離れ見下ろした。

「これは意外だな。言葉の意味を知らないとは思いもしなかった」
「どういう意味よ!!」

和臣は嘆息し、春季の首筋に残る噛み痕に唇を寄せた。そこに唇で触れ、舌先で舐めあげ、音を立てて吸い付いてきた。
春季は首筋に触れる和臣の唇と舌の刺激に反応し、眉間にしわ寄せ小さな吐息を漏らした。和臣を押しやろうと腕に力を籠めるが、すでに体は先ほどまでの余韻に浸り力が入らないでいる。
和臣の身体が熱を帯び始めたことに気がついて、その先を期待していた。

「『住む』と『暮らす』には大きな差があるんです。『暮らす』の中に『住む』が含まれますからね」

言い終わると和臣は春季の唇に吸い付いた。唇を放すと二人の唇の間に銀色の糸がかかる。
自分の唇をペロリと舐め、和臣はその先を話し始める。

「ヒントは差し上げましたよ。あとは自分で考えて答えを教えてくださいね、春季」

和臣はまだ潤みが残るその場所に指を差し入れた。
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