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お礼の時効
第8章 一緒に暮らしましょう
夕方になり、春季は事務所を退社して買い物に出た。

「今日はなるべく早く帰ります」と和臣が告げたからだ。
スーパーに立ち寄り、食材を選び会計を済ませ店を出た。

退職するまでの2カ月、この間に公判が二つ予定されていた。
いずれものこすは結審のみなので、もう何もするべき事は無い。
やり残したことを思い返すが、今の事務所ではもうすべきこともない。
もともと自分は年俸制だから、残りを休みにしても問題は無いからその間に引越の手配を進めようか春季は考えた。

しかし気がかりなことがあった。

検事である和臣は転勤が多い、今まで自分が関わった事件の担当検事を思い浮かべると2-3年のスパンで地方に異動する者が多いことに気がついた。

それはそれで仕方がないが……。

恐らくそろそろ和臣もその時期にあるだろう事は知っていたし、そうなったとしてもそれは仕方のないことだ。
忙しい和臣のもとを自分が訪ねていけば問題はない。

春季はそう思いながら帰宅の途についた。
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