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お礼の時効
第9章 私と結婚してください

春季は体に廻された和臣の手に、自分の手を添えた。恐らく素直ではない自分のことで、和臣が戸惑うこともあったかと春季は察した。それを見てみたい気もするが、それは和臣の本意では無い。ならば全てを飲み込んで受け入れたい。
「ねえ、和臣……。私あなたにいっぱいみっともない姿を見せちゃったわ」
「春季はどんなときでも綺麗ですよ……。毎日私はあなたに恋していますから……」
春季はくすくす笑いながら、体を反転し和臣を抱きしめた。
「私はどんな和臣も好きよ……」
「春季……」
「だから……」
春季が頬を赤らめて俯いている。一緒に暮らし始めて、この仕草が意味するところを和臣は知っている。なかなか素直になってくれない春季が自分を求めているサイン、和臣は春季を抱き上げてベッドで愛し合った。
「ねえ、和臣……。私あなたにいっぱいみっともない姿を見せちゃったわ」
「春季はどんなときでも綺麗ですよ……。毎日私はあなたに恋していますから……」
春季はくすくす笑いながら、体を反転し和臣を抱きしめた。
「私はどんな和臣も好きよ……」
「春季……」
「だから……」
春季が頬を赤らめて俯いている。一緒に暮らし始めて、この仕草が意味するところを和臣は知っている。なかなか素直になってくれない春季が自分を求めているサイン、和臣は春季を抱き上げてベッドで愛し合った。

